奈良の県境にほど近い南山城の山の粘土を自ら掘り起こし、彫刻作家として創作活動を行う萬太郎氏のデイリーユースできる雑器コレクション。山深い地元の地層を掘り出し、石や根を取り出して、水で洗い、ドロドロを使える状態まで乾かし、轆轤で成形する。
釉薬もすべて手作りで創り出され、自由かつ大胆に、しかし使う人の心地を慮って繊細に作り出す器は和洋折衷、どこか懐かしい佇まいとどこにも属さない独特な色遣いが魅力的なラインナップです。アーティストゆえ定点で作品を見られる機会は少なく、日本で唯一ラインナップを揃える場所です。